あらゆる組織には、組織風土と呼ばれるものが存在します。それは、その集団に特有の性格であり、やがて企業文化として定着していきます。より好ましい企業文化を構築するための、組織風土の現状把握と改善対策立案、実行支援を行います。
課題
- 経営幹部や社員の現状に対する危機感や問題意識が乏しい。
- 各階層で意識の隔たりが大きい、全体のベクトルや価値観を合わせたい。
- 会社の現状に満足せず、より良い状態を目指して改善して欲しい。
- 社員がやりがいを持てる職場にしたい。
- 変化を嫌う社員に革新を求めたい。
組織風土改善を進める上での考え方
組織風土・企業文化とは
企業という組織は、その集団に特有の性格を形成しています。経営者の考え方の浸透や会社の成功・失敗という共通の経験を通じ、価値観の共有化が進むからです。これらを組織風土や企業文化と呼びます。
組織風土・企業文化の重要性
新しく入社した方も、組織に属し続けることで、周囲の行動や考え方を吸収し、先輩社員と似通った行動を取るようになります。例えば、挨拶が素晴らしい会社は、皆の声が大きくなるものです。同様に一人ひとりの目標達成意欲や協力の精神など、組織が成長するために欠かせない習慣も、組織によって育まれるものでもあるのです。そのため、組織風土・企業文化を好ましいものとする取り組みが欠かせません。組織風土や企業文化は、経営陣にとっても当たり前になりやすいものです。外部の視点から、正しい現状把握を行うことで、好ましい企業文化を築き、企業活動をより活性化するための手がかりを掴み、対策を打つことが大切です。
組織風土改善コンサルティングの手順
Step.1現状分析(組織風土診断)
以下の手続きによって、現状の組織風土・企業文化を明らかにしていきます。
- アンケート対象者決定
- アンケート実施
- アンケート結果に基づくヒアリング
- ヒアリング結果のまとめ(課題抽出)
Step.2企業文化改善対策立案
現状分析により、自社の組織風土・企業文化を形成してきた要因が明らかになったなら、それらを前提として、より好ましい組織風土・企業文化を構築するための、具体的な改善策の検討を行います。改善策は、具体的なアクションにまで落とし込み、実行をサポートします。
Step.3改善策の実行支援
組織風土・企業文化の改善には時間がかかります。上記取組みを通じて、確実に成果へと結びつけるために、改善策の実行支援という形でサポートさせていただきます。状況が変われば、対策の修正も必要となるため、改善策については定期的なメンテナンスが必要です。
よくあるご質問
- 「一人ひとりは良い人材なのだが、集団となるとどうも覇気がない・・・社内の雰囲気が悪いようだ」
- 企業文化を形成する主な要因は、組織内の制度や施策、ルールといったもの、あるいは経営陣の言動等なのです。もし、自社に好ましい企業文化が形成されていないとすれば、現在の組織の制度や施策、ルール等が良くない影響を及ぼしているか、経営陣の言動に問題がある可能性があります。良かれと思ってしたことが、良くない影響を及ぼしている可能性が高いと言えます。
よって、現在、組織にどのような組織風土・企業文化が形成されているかを、アンケートやヒアリング、あるいは観察によって明らかにし、そうした風土や文化を形成してきた要因を探ります。その上で、より好ましい企業文化を形成するための、効果的な制度や施策への転換をご提案します。また、経営陣の言動において、配慮すべき点も明らかにしていきます。